【苔アレコレ情報】ただいま空前の苔ブーム!苔を熱く語るブログ

【京都市東山山麓】南禅寺から銀閣寺まで連なる苔のスポット

【京都市東山山麓】とは、南禅寺~熊野若王子~法然院~銀閣寺(慈照寺)まで連なる、「日本蘚苔類学会」が「日本の貴重なコケの森」に選定した苔のスポットです。場所は、京都府京都市左京区浄土寺から北白川の間です。

京都という歴史溢れる景観と、それほどめずらしいものではない普通の苔とのコラボレーションが、自然と心を癒してくれる空間が広がります。それなりに大都市でもある京都の町に近いにも関わらず、たくさんの苔が繁茂している様はどの場所も圧巻です。

特に南禅寺・法然院・銀閣寺の苔庭は、一見の価値がとても高いのです。また、この一帯へのアクセスはすごく簡単で、苔の景観を気軽に楽しみたい人にはピッタリと合っています。

南禅寺へは、京都市営地下鉄東西線の蹴上(けあげ)駅から徒歩5分、京都市営バスではお寺まで徒歩6~10分の範囲に3つのバス停があります。車を利用する場合には、京都東インターから6キロほど、中門手前に第1駐車場があり、乗用車は南禅会館前、観光バスは勅使門前への駐車となります。

南禅寺の境内には、小堀遠州作とされる枯山水の「方丈庭園(虎の子渡しの庭)」・管長柴山全慶老師が作庭した枯山水の石庭「小方丈庭園(如心庭)」・仏教の生まれ変わりを繰り返す世界観を表わす「六道庭」があります。

この六道庭には、一面にスギゴケが繁茂した景石が配置され、その景観から煩悩に迷い、いつまでも悟りを開くことができずにいる人間のはかなさを感じさせます。逆にそのはかなさが、ありふれた人間の心を癒してもくれるのです。

拝観志納金として、「方丈庭園」と重要文化財の「三門」には一般個人で500円、別院の「南禅院」で一般個人で300円が必要です。

法然院へは南禅寺から歩くと19分ほどかかりますが、途中「野村美術館」・「住友資料館」・「泉屋博古館(せんおくはくこかん)」などの見学場所に立ち寄ることもできます。直接行くには、京都市営バスの場合お寺まで徒歩3~10分の範囲に3つのバス停がありますが、車だと駐車スペースがたった2台のためお薦めできません。

このお寺の山門の屋根はびっしりと苔に覆われていて、入る前から苔スポットのすごさを感じさせてくれます。そして、中の庭にはハイゴケ・オオスギゴケが一面に生え、木々の周囲にはヒノキゴケの群落が密生して木の根元を隠しています。

境内の拝観は無料で自由に散策ができますが、建物内は通常非公開となっていて、年に2回だけ有料で一般公開されています。

銀閣寺へは法然院から歩いて8分ほどで行くことができます。直接行くには、京都市営バスの「銀閣寺前」バス停から徒歩6分、京都バスの「銀閣寺道」バス停から徒歩10分で行け、車の場合は近くの市営駐車場を利用しなければなりません。

銀閣寺の庭園は池泉回遊式庭園で、特別史跡・特別名勝になっていて、「苔寺」の西芳寺の庭園を模したものと言われています。広大な苔の庭園にはウマスギゴケやスナゴケが繁茂し、その緑色と敷きつめられた白砂のコラボレーションが見る人の心を和ませてくれます。

拝観料は大人と高校生で500円ですが、「銀閣」としてこのお寺のシンボルにもなっている「観音殿」の中を見ることはできません。